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東洋精鋼は自動車や航空機部品などの受託ショットピーニング加工の需要増に対応するため第二工場を開設いたしました。第二工場は宮崎精鋼十四山新工場開設に伴い返還された約1300m2の敷地を利用したもので、設備の移設が3月上旬より始まり、4月中旬に第一工場で使用していたコンプレッサーのオーバーホール完了後の移設をもって一連の移設作業が無事完了しました。
第二工場北側には主に自動車用部品の受託加工や試作加工を行う表面処理グループと航空機部品専門の加工を行う航空機グループが配置されています。移設にあわせて表面処理グループ、航空機グループにそれぞれエアー式ショットピーニングマシーンを1台ずつ増設し、表面処理グループは合計6台(エアー式マシン4台、インペラー式マシン2台)、航空機グループは合計3台(エアー式マシン2台、インペラー式マシン1台)の合計9台体制に増強しました。また前回の最新情報でお知らせしたNadcap(National Aerospace and Defense Contractors Accreditation Program:連邦航空宇宙防衛受託加工契約者認定プログラム)の認定を取得しており、今後、航空機部品のショットピーニング受託加工を大きく育てていくつもりです。
これまで第一工場で作業をしていたときには、非常に手狭で、粉塵入れと作業台が兼用であったりしましたが、第二工場で作業するようになってからはマシンとマシンの間隔が広がった事と工場全体が明るくなったことにより作業や清掃がし易くなりました。またパレットで梱包された部品の入荷、出荷、入れ替えなどにフォークリフトが使用できるようになった為、他のマシンの上を跨ぐようなクレーンによる搬送がなくなり安全に作業することができるようになりました。
第二工場南側にはディスケーリングマシンやブラストマシン、ピーニングマシンの点検修理や社内設備の製作、保守を行うEWSグループと生産管理グループのファイバー、SMB部門がそれぞれ配置されました。ファイバー部門は第一工場では1階と2階に設備が分散していましたが、1箇所に集約されたことにより移動にかかっていた時間を大幅に短縮することができ、また状況の把握が容易になりました。
この新しくきれいな状態を維持するために、今後はより5Sを徹底し、モデル職場となれるようがんばります。